「体を温めると病気は必ず治る/実践編」
体を温めると病気は必ず治る/実践編
石原結寛著
2007年発行
この人の著書は、たしかコンビニでさくっと立ち読みしたのが最初だ。
amazonを見ると、同じ著者による体を温めると○○の本がたくさん出てる。
同じような内容で、こんなにたくさん本を出せるモンなのかしら。
なんか、タイトルがやけに強気だな〜という印象があったのだけど
図書館で借りてみた。
ナチュラル・メディスンよりも腑に落ちることが多かった。
やっぱり同じ日本人の書いたものだからかな。
現代の日本人の体温は35度台の人が多い。(私もこれでも上がって35.7度)
ガン細胞は35.0度でもっとも増殖するなど、冷えは万病のもと。
体温を1度上げるだけで免疫力は5倍もアップする。
理想的な体温は、体も頭もよく働く36.5度。
病気を治すためにはまず血液をきれいにすること。
そのためには体を温めること。
その理屈や実践のしかたがわかりやすい内容で書かれている。
こういう健康本に共通している生活の心得
●ストレスをためない
●体を冷やさない
●肉食を控える(玄米菜食)
●運動しましょう
この本では、今迄よしとされてきた
「塩分をひかえる」
「水を1日2リットルぐらい飲む」
は、逆に体を冷やすことだと述べている。
塩分は体をあたためる。(でもきっと摂りすぎはよくない)
水は飲みすぎると排出されない水分が臓器のくぼみにたまって体を冷やす原因になる。
西洋医学と東洋医学の違いについても、
ドシロウトにもわかりやすい言葉で書かれている。
下痢したり吐いたらそれを「止める」のが西洋医学で
下痢や嘔吐を毒素の排出と考え、毒素がたまる原因に働きかけるのが東洋医学。
食中毒による死者は、吐き気止めや下痢止めを飲んでよく効いた人に多いらしい。
結石や腫瘍が出来るのも、体が血液をきれいにするために出来る、という考え方。
でも手術はしないといけないし、ただその後も同じ食習慣などを続けていると
再発するかもしれないし。
ようするに、西洋医学、東洋医学、それぞれ良いところを組み合わせればいいのですな。
生理も血液の浄化のためにあるという考え方からすれば
ホルモン治療で無理矢理止めてしまう、というのはいかがなものか・・・
ホルモン治療は長く続けられるものではないし
平行して自主的に血液をきれいにする生活をするしかない。
それにしても、このテの本を読んで毎度思うのが
筋腫が小さいうちにやっておけばよかった!
ということだ。
あと、病気を予防したり縮減したりするには「添加物を控えることだ」と
これだけ多くの健康系の本で書かれているにもかかわらず
あいかわらず添加物たっぷりの食品がちまたにあふれている
(しかも子供向けのお菓子などにもたくさん入っている)ことが
はなはだギモンなのである。
by macadamia303
| 2010-07-18 10:02
| *本